VSSDが解決できること

機械や建築の設計がCADに成り代わり久しい昨今でありながら、システム設計を行う多くの現場では、未だにExcelやWord等の汎⽤オフィスツールを使ってドキュメントを作成し、ドキュメント間での整合性管理、ドキュメント修正時の影響調査・反映、モックアップの作成など、多くを手作業で行っています。
これらの作業は手間が掛るだけでなく、ミスも起こり易く、多くのエンジニア達を日々悩ませています。

このような課題を解決するために、DCRは長年のシステム開発で培ったノウハウを活かし、システム設計専⽤ツール『Verasym System Designer (VSSD)』を開発しました。

VSSDはシステム設計で必要となる多様なドキュメントを直観的に作成できるユーザーインターフェースを各種備えているだけでなく、これまで手作業で行ってきた整合性管理や影響調査・反映、モックアップ作成等、多くの煩雑な作業を自動化する“システムCAD”として、システム設計の生産性と品質の向上に貢献します。

従来の設計作業における課題

ドキュメント毎にフォーマットが異なる

ドキュメント毎にフォーマットが異なるイメージ図

ExcelやWordのような汎用ツールを使ったシステム設計では、その汎用性のため、現場ではさまざまな問題が発生しています。その中の一つが、『ドキュメントのフォーマットの不統一』です。同一企業内であっても、対象システムやプロジェクトごとにドキュメントのフォーマットが異なることが多く、そのため過去の経験や設計資産を有効活用し難いと感じた経験のある方も多いのではないでしょうか。 また、フォーマットは設計者や対象プログラムによって異なることも。そうした場合、レビュアーやプログラマーに余計な混乱を与え、作業の遅延にもつながってしまいます。さらに、ドキュメントのフォーマットが異なることで設計のミスや漏れに気づきにくい状況を生み出し、不具合や工数の増大を招きかねません。

VSSDでは、直感的な操作で20種類以上の設計ドキュメントが作成できます

最新版のドキュメントが無い

最新版のドキュメントが無いイメージ図

システム設計の業務では、何度も検討を重ね、求められる機能や品質を追求していくことになります。それにともない、設計に関するドキュメントも更新を繰り返すことになっていきます。そのためドキュメントの数は増大するばかり。さらに履歴管理のためコピーが繰り返されることで、最新版のドキュメントがどれなのか、見つけるのに手間取った経験はありませんか。 また、すでに稼働しているシステムのバージョンアップの場合においては、最終版のドキュメントをベースにして、手を加えていくことになります。その際においても、最終版のドキュメントを探すのに苦労していては、思うように作業が捗りません。

VSSDでは、過去の履歴も最新版もすべて同じDBで管理されます

複数人で共同設計できない

複数人で共同設計できないイメージ図

大規模プロジェクトに限らず、納期までの完成を目指し、複数人による共同設計を行うケースは、しばしばあります。しかし、結果として思うように進捗しなかったという声をよく耳にします。 その要因の一つが、いわゆる「先勝ち」。つまり、排他制御がファイル単位になっているため、一人のメンバーが特定のドキュメントを編集していると、他のメンバーは同じファイル内のドキュメントを編集することができないという現象です。場合によっては、排他制御に負けたメンバーが仕方なくファイルをコピーし並行して作業を進め、後でどちらが正かわからなくなったり、強引に上書きして一方の変更が破棄されたりしてしまうこともあります。このようなことが無いよう、排他制御の単位を考慮して適切にファイルを分ける必要があるのですが、最初にそこまで考えきれずにプロジェクトが進んでしまう場合も少なくありません。複数人で同時に作業ができなければ、共同設計を行っている意味がありません。思うように作業が進まないのも当然という結果を招いています。

VSSDでは、複数人での設計を前提としたチーム設計機能を完備

修正箇所の調査と修正にとられる時間が膨大

修正箇所の調査と修正にとられる時間が膨大イメージ図

ExcelやWordでドキュメントを作成されている企業の多くを悩ませている課題の一つ。それがシステムやドキュメント間で、整合性を維持することの難しさです。 現状、多くの企業が、それぞれ個別に定義が管理されているため、変更が発生した場合、それぞれのドキュメントを確認しながら、手作業で修正していかなければなりません。例えば、「ユーザーID」という項目の桁数が10桁から15桁に変更になると各担当メンバーにメールで通知が入ったとします。各担当メンバーは、自分が受け持つドキュメントを一つひとつチェックし、修正を行っていくことになります。 しかも、一つの変更でさえ煩わしい修正箇所の確認および修正という作業が、幾度となく繰り返される現場も珍しくありません。こうした確認・修正作業にとられる時間は、積み重なることで、実に膨大なものになっていることでしょう。変更の影響調査、変更作業に時間がとられれば、本来費やしたい設計の品質向上、機能性の向上に取り組む時間を圧迫しかねません。

VSSDでは、ドメイン定義により共通な定義を可能な限り一元管理

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