for Wicket 機能概要
Verasym Application Generator(VSAG) for Wicketは、VSSDの設計情報からApache Software Foundationが提供するWebアプリケーションフレームワークであるWicket向けのプログラムを自動生成します。VSSDとVSAGが連携することで設計とプログラムが項目レベルで完全に一致し、品質と生産性が向上します。
ユーザーインターフェースにWicket、データベースアクセスにSQLマッパーであるMyBatisを使用し、画面とデータベースの連携用のクラスも設計情報から忠実にプログラムを生成することで大幅にコーディング量や工数を削減します。また、ログ出力にLog4Jを使用し、アクセスログやSQLのログなどは設定だけで柔軟に出力可能です。
VSAGが自動生成するプログラムソースには、以下のものがあります。
画面レイアウト | HTML |
---|---|
イベントや処理のクラス・メソッド定義 | WicketのPageクラス |
SQL文 | MyBatisのMapper XML |
DBへのアクセス処理 | MyBatisのDAO |
データの連携を行うDTO | WicketとMyBatis |
DCR 標準Wicketフレームワーク 使用フレームワーク
Wicket
Wicketは、Javaの持つオブジェクト指向言語としての機能を最大限に活用できるように作られています。
Webページ上のラベルやタグ、またWebページそのものもWicketにとってはオブジェクトであり、Javaプログラムから操作が可能です。
また、WicketではHTMLに特殊な拡張を必要とせず、オブジェクトにIDを指定するだけで通常のWebブラウザでそのまま表示が可能であり、Webオーサリングツールでの表示・編集を容易に行うことができます。
MyBatis
MyBatisは、他のO/Rマッピングフレームワークと異なり、SQL文とオブジェクトのマッピングを行います。
このため業務システムの開発では、多くのエンジニアが慣れ親しんでいるSQL文を定義するだけで、簡単にデータをオブジェクトとして取得できます。
従来のJDBCで直接プログラミングする場合に比べて、DBアクセスのためのコーディングを簡略化できます。
Log4J
ログ出力をLog4Jを使用して標準機能としてフレームワークに組み込んでおり、何もしなくてもアクセスログやSQL文のデバッグ時のログが出力されます。
その他
ファイルのアップロード・ダウンロード、Excel出力、ファイルの圧縮・解凍など業務アプリケーションに求められる必須の機能を提供いたします。